新潟県立柏崎工業高等学校

柏工校舎

更新日:2024/04

令和5年度 デュアルシステム事業報告

柏崎工業高校では企業の皆様の協力を得て、第2学年から希望者を募り10日間の職場体験実習を行っています。

(1) デュアルシステムの目的
○ 工業高校と地域や産業界が連携して企業での現場実習をすることで、 教育の改善・充実と地域や産業界の人材育成・確保を目指す。
○ 長期間の企業研修によりインターンシップでは得られなかった技術・技能の向上を図る。
(2) 実施期間
令和5年2月中旬 〜 3月上旬にかけて 10日間
(3) 参加者
2年生 希望者8名
(4) ご協力頂いている企業(令和5年度)
受け入れ事業所数  柏崎管内 4事業所
 ・・・ ご協力ありがとうございました。
(5) 実習の様子


東京パワーテクノロジー株式会社@

東京パワーテクノロジー株式会社A

サンワーズ株式会社
(6) 生徒の感想
◎ 実習先:東京パワーテクノロジー株式会社 新潟原子力事業所 様(本校2年生)
 5日目に危険体験訓練を行いました。フルハーネス型の安全具を着用して宙に吊るされたり、ステップが傾き一段の間隔がバラバラになった階段を上り下りしたりしました。またVRを装着して高所から落下する疑似体験もしました。身の回りの些細なところに大きな危険が潜んでいること、高所では十分注意して作業しなければならないことを実感しました。今回の就業体験を生かし、所長様の最後のお話にもあったように、社会に出たら日々自分の成長を感じられるように仕事に取り組んでいきたいと思います。

◎ 実習先:サンワーズ株式会社 様(本校2年生)
 一番印象に残っている作業は2日目に行ったコンビニ配送用トラックの整備です。タイヤが大きく重くて、車から取り外したり取り付けたりするのが大変でした。取付ボルトは適正なトルクで締め付けないと、ボルトが折れてしまったり走行中タイヤが外れてしまったりするので、神経を使いました。新品タイヤへの交換では、タイヤチェンジャーの操作が難しく、ホイールからタイヤ取り外したり取り付けたりすることがうまくできませんでした。鉄板の溶接溶断作業では、学校の実習と違い平らな形状ではないので、苦労しました。しかし、これらの作業を続けて行うことで少しずつうまくできるようになっていき、自分の成長を感じることができた就業体験でした。

◎ 実習先:株式会社東芝 柏崎工場 様(本校2年生)
 2月28日は、工作機械やロボットの保全作業を行いました。まず、社員の方から教えてもらいながら電池のセルを製造する機械の部品の掃除、交換、グリスアップです。この作業ではシールの交換が難しかったです。次に電極部品の自動搬送車を分解して、内部の部品のグリスアップです。この機械は大きいので5人くらいで作業し、整備の見落としがないよう実施しました。今回実際に作業させてもらって、ただ見学するより仕事の内容がよく理解できました。来年就職活動するうえで貴重な体験になったと思います。